2011年7月22日金曜日

藤田建次 / Magnetic Pilgrimage

マグネティック・マジック !! 磁気テープに導かれる音楽の巡礼旅行。文学的で童話的、夢なのか現実なのかの境目すら分からなくなるドリーミィーでまばゆいほどに美しすぎる世界観。ロックでいえばTodd RundgrenやFrank Zappa、ヒップホップでいえばOdd Nosdamのような独特な構成力で、サイケやアシッドフォークといった音楽をテープコラージュ的手法で構築した藤田建次の1stアルバム。ローファイというタームを通過し、心からローファイ音楽を愛する彼が作り上げたアヴァン・ポップ/トロピカル・サイケの決定盤。

01.ピアノリサイタル
02.夜のあぜ道
03.Sleepwalking
04.ハバネラ
05.転た寝
06.雨が降るだろう
07.紫陽花
08.魚群探知
09.まちはずれ
10.移民の唄
11.古い魔法
12.荒野の鉄塔
13.ノクターン
14.四辻に三時
15.天文学
16.North end
17.灯台守の歌
18.Farewell
19.ほうき星
20.ワルツ
21.Floating dust blues
22.茶色の戦争
23.パレード
24.あてのない旅
25.カーテンコール

収録時間:約49分

コメント:
小野崎清一(Andersens)
様々な楽器の音色が聴こえてきてそれだけで心がワクワクしました。エディットとかコラージュとかが本質ではなく、このアルバムに僕はとてもコンセプチュアルなものを感じたので、藤田さんが持っている研ぎ澄まされた「耳」の具現化、それが本質であるように思えました。僕たちの世代はノイズを「美しく」感じることができる世代のはずですが、最近のエレクトロニカはどんどん機能的に、ノイズを排除する方向にむかってるように思えます。それに対し、藤田さんの音楽は俗に言う「ローファイ」な音・ノイズも大切にする姿勢が見えて共感を感じます。



MBCD003/MOKUME014

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